自閉症長男、就学までの記録⑥|学校選択制の決定と学校説明会へ
前回「自閉症長男、就学までの記録⑤|C小学校の見学&就学相談へ」にて、3か所の小学校訪問を終えました。
結局、どこの見学や面談でも決定打となるほどのものがなく、消去法で学校を選ぶことになりそう……。
このまま消去法で決めてもいいのかと迷っていたところ、二つの出来事がきっかけで、どの学校にするか決断できました。
「自閉症長男、就学までの記録」は500円の買切りマガジンで、就学に関するすべての記事を読んでいただけます(1記事150円で単体でも購入可)。
マガジンには、こちらの過去記事も含まれます。
就学相談の地域差
これまで就学相談に関する記事を有料で書いてきたのは、就学に関しての地域差がとても大きいことが理由でした。
そのことについて、もう少しだけ詳しくお伝えしておきたいと思います。
大阪の中でも地域によって違いがあるのですが、大阪の特別支援は「ともに学び、ともに育つ」教育を基本とし、障害があっても地域の小学校に通うことができます。
もちろん学校によって、受け入れ経験のある障害の種別や程度は異なるので、地域の学校より特別支援学校の方が好ましいこともあるかもしれません。
ただ、これも文科省からの通達により、状況が変わっている地域もあります。
特別支援学級に在籍している児童生徒については、原則として週の授業時数の半分以上を目安として特別支援学級において児童生徒の一人一人の障害の状態や特性及び心身の発達の段階等に応じた授業を行うこと。
私たちの住む地域では、特別支援学級に在籍しても基本は通常級で過ごすことには変わらないようです。
1・2年生の間は通常級で過ごし、「入り込み」といって支援学級の先生がクラスに来て支援を行います。
3年生以降になると、「抽出」と言って支援学級で個別で国語や算数の学習指導が行われたり、生活などの時間を使って自立学習などを行っていくそうです。
おそらく、他の地域とは特別支援の在り方が大きく異なると思います。
それに加え、学校選択制が導入されているため、隣接する校区の小学校を選ぶこともできます。
いくつかの地域の小学校、それぞれの特別支援学級、特別支援学校と選択肢は多くなり、この点も他の地域とは違う部分だと思います。
そのため、私の経験が参考になる方はとても限られた方になります。
見学での詳細なことを書くと、住んでいる地域がかなり絞られてしまうため、プライバシーの観点から有料記事としているのです。
中途半端な情報を伝えたくない
私自身がこれまでSNSで見聞きしていた就学相談の形とあまりにも違うことに、最初はかなり衝撃を受けました。
どうやって、この「大阪独自の特別支援」を受け止めればいいのか、かなり戸惑いを感じていました。
正直なところ、今でも納得はしていません(笑)
「ちゃんと特別支援学級で授業をしてほしい」と思っているくらいです。
ときどき、大まかな部分だけでも伝えた方がいいのかなと思うことがあります。
長男と障害の程度や特性が似ている子の親御さんからしたら、参考にしたいと思うんです。
でも、私が中途半端な情報を発信することで、それを見た人が私のように就学相談時に憤りや戸惑いを感じてしまうかもしれない。
誰かの人生の選択に、良くない影響を及ぼしてしまうかもしれない。
曖昧な表現や、中途半端な情報をお伝えすることは、私にはできないという結論に至りました。
進路が決定した際には、改めて報告させていただきたいと思っています。
長くなりましたが、以下から本編です。
自閉症長男、笑っているだけで嬉しかった運動会
今年も9月の3連休の幼稚園の運動会がありました。
年中の運動会は、ほとんど参加できずに、悔しさと虚しさで思わず号泣。
帰り道は「来年の運動会は、少しでも笑顔が見れますように」と願いました。
期待しないように毎日のように言い聞かせてきましたが、今年はたくさんの笑顔を見ることができました。
まさに感無量。
そんな幼稚園最後の運動会の記録です。
上記記事は、長男の様子の写真を掲載しているため有料記事となっております。
年長のメインはマーチング!練習はいかに?
マーチングの練習が始まったのは、1学期の後半。7月に入ってからでした。
いくつかの楽器の中から選ばれたのは「中太鼓」。おそらく一番人数が多いか、目立たない楽器だと思われます。
練習が始まってしばらくは、「今日は脱走しました」「今日は参加拒否でした」など、あまり練習に参加できていない旨の報告が続いていました。
練習を見に行きたいと相談するも……
年中からの持ち上がりの担任だったので、長男のことをよくわかってくれています。
太鼓の中央に”マイゼンシスターズ”をプリントしたものを張ってくれたり、すこしでも練習に前向きになれるように工夫をしてくれました。
同じことを繰り返すのが苦手な長男にとって、毎日同じ練習を繰り返すマーチングは、かなりハードルが高そうです。
「また参加できないかもしれないから、練習だけでも見に行きたい」と先生に相談するもNG。
大変不服でしたが(笑)、今年は何があってもネタにしてやると気持ちを切り替えることにしました。
もしかして、期待してもいいかも?
2学期に入り連日練習が続く中、担任から「練習がんばってます!」という前向きな報告が続くようになりました。
長男からも「今日は2回、太鼓の練習しました」と聞くこともあり、とても前向きな様子です。
「ママ、長男くんのかっこいい姿見たいから、運動会見に行ってもいいかな?」というと、「うん、いいよ~」とまんざらでもない様子。
これはもしかして、期待してもいいやつですか?!
ところが、運動会1週間前に鼻かぜ→とびひで登園NG。とびひが完全に治らないと運動会の参加も厳しいというお達し。
必死に塗り薬を塗りたくり、ぎりぎり前日に完治。
既に衣装合わせは終えていましたが、家で「この衣装を着るよ」と写真を見せると「こんなの着ないよ~」と。
担任に即座に報告。長男だけ衣装合わせをもう一度してもらいました。
寝坊と大癇癪で最悪のスタート
まさかまさかの全員で寝坊(笑)
8時前には家を出発しなければならないのに、目を覚ましたのが7時過ぎ。
全員を叩き起こし、子どもたちの朝ご飯をダッシュで準備!しようとしたら、長男の大癇癪。
「うんどうかいいかないーーー!!!!」「ごはんたべないーーー!!!」
オワタ。モウ、キョウ、オワタ……。
完全に死亡フラグでしたが、なんとか機嫌を取り戻し、無事にご飯を食べ体操服に着替えて出発。
無事に到着、着替えもバッチリ◎
無事に間に合い、年長は早速マーチングの衣装にお着替え。
機嫌も悪くなくみんなと合流したとのことでしたが、どこで崩れるかわからないので、気を抜いてはいけません。
長男が少しでも安心できるように、年長の園児席の近くに場所取り。
しばらくして、年長の子どもたちが入場ゲートに並び始めました。
私は入場ゲートの反対側の撮影場所に移動していたので、旦那が声をかけにいってくれました。
そこで撮った写真をすぐにLINEで送ってくれたのですが、少しまぶしそうに笑う長男が写っていました。
リズム感ゼロのマーチング
演奏が始まりました。曲名は控えますが、だれもが知っている有名な曲でした。
最初から最後までリズム感ゼロ、ひたすら叩き続ける長男。
でも、お休みのところはしっかり休んで、叩き始めは周りよりワンテンポ早くたたき始める。
先生からも「簡単なリズムで教えています」と聞いていたんだけど、ニコニコ笑って叩き続ける姿に思わず笑ってしまいました。
ときどきパパがいる方を振り返ったり、キョロキョロと私を探したり。
太鼓の重さに耐えられなくなってきたのか、どんどん腰が沿ってくるけど、脱走する様子もありません。
先生に促されながらですが、場所移動もできていました。
ずっと堪えていたけど、行進で前を通ったときはさすがに耐えきれず号泣。
年少の時も、年中の時も「絶対マーチングなんてできるわけがない」と思っていました。
でも、ちゃんと参加できました。ずっと笑顔でした。
たくさん練習をがんばってきたことが伝わってきて、隣のママさんに驚かれるくらい泣きました(笑)
最後まで笑顔の運動会
楽器を置くために、一旦退場。
改めて、各クラスごとに入場してきて開会式、宣誓、体操が行われました。
年長さんは、国旗や園旗を持ったり、宣誓、体操のときにお手本として前に立つなど、要所要所で役割が与えられているようでした。
もちろん(?)、長男は何もなし(笑)
なぜか列の先頭で、めちゃくちゃ目立つ。なんで一番前なん(笑)
10秒たりともじっとしていられないので、しゃがみこんだり、ふらふらしたり。お辞儀も一人だけ30秒くらいしてるし、悪目立ちがすごい。
でも、とにかく楽しそうなんです。ニコニコ笑っていました。
平和なタイヤ引き
クラス対抗の競技で、相手の子も発達ゆっくりさんでした。
周りはかなり本気で引っ張り合いしているのに、そこだけ異空間かのように2人でタイヤを運んでいました(笑)
平和すぎて爆笑。かわいすぎました。
ニコニコ親子競技
パパと一緒に障害物リレーに参加。パパ大好きなので、終始ご機嫌。
ずっとパパとじゃれ合っていました。
「輪を3回くぐる」といったルールは理解できなかったようで、1回くぐって走って行ってしまい、連れ戻してもう一回くぐって……(笑)
リレー型なだけで勝ち負けがあるわけでもないようで、すごく穏やかな雰囲気でした。
全力疾走?リレー
3番目の走者でした。バトンを受け取り、長男なりに一生懸命走っていました。
年長さんともなると、身体の作りがしっかりしてくるので、走るのも早くなってきますね。
長男は腕を下で振り、身体がちょっと斜め剝くので、ちょっと欽ちゃん走りみたいになるんですよね。
こういう場面は身体の動かし方、使い方が不器用なんだなぁと実感しちゃいます。
でも、リレーでもニコニコ笑っていて、楽しそうでした。
相対的ではない評価を
マーチングもその他の競技も、周囲と比べれば「できていない」と感じる部分は多々あります。
競技の意味を理解していなかったり、フラフラとしている場面も多々あり、悪目立ちもありました。
でも、私たちにとっては「笑顔が見れただけで」「参加できただけで」十分。
年少、年中の時と比べれば、とんでもなく成長し、想像すらできなかった姿を見せてくれましたから。
もちろん、終始、不安と緊張がありました。
どこかでプツンと糸がきれてしまわないかと、暇さえあれば園児席に長男の様子を見に行きました。
でも、クラスの子たちと一緒に過ごしている姿は、とても立派でした。
「マーチングに参加できなかったとしても、これからの人生で困ることなんてない」
発達外来の先生に言われた言葉です。
この言葉のおかげで、変に構えすぎることもなく運動会を迎えられたと思っています。
長男の成長を支えてくれる人たち
長男が参加できるようにたくさんの工夫や支援をしてくれた先生方。
長男をクラスの一員として、受け入れてくれるクラスの子たちに、改めて感謝しました。
運動会の動画を送ると、大絶賛の誉め言葉を返してくれる療育の先生方。
「長男君、頑張ってたね」と、時間が経っても声をかけてくれる人もいました。
こんなに成長を支えてくれる人がたくさんいるなんて、なんて長男は幸せものなんでしょう。
おまめ
自閉症長男、就学までの記録⑤|C小学校の見学&就学相談へ
前回「自閉症長男、就学までの記録④|B小学校の就学相談へ」に続き、B校の就学相談についての記録です。
当初予定していたA小学校・B小学校の見学と就学相談を終えても、なんだかしっくりこず。
これからの6年間を左右するとても大切な決断、最後までやりきりたい。
と、もう1校見学にいくことにしました。
3校の中で自宅から一番遠く、一番小規模のC小学校の授業見学と就学相談の記録です。
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C小学校の授業見学へ
1年生の授業の見学をしたいと連絡をしたところ、1時間目・国語と2時間目・算数のどちらでも好きな方をみてもらっていいというお返事でした。
基本的に就学相談での授業見学は、国語と算数の見学になるのはなぜなんでしょう?
せっかくなので両方見たいと、1時間目の途中から休憩時間を挟んで2時間目の途中までを見学させてもらうことにしました。
3校の中で、唯一制服がない小学校。これはポイント高いですよ。
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実際利用してみた感想
事前に子どもの様子、悩みや困りごとのヒアリングがあり、それをもとに体験プログラムをオーダーメイドで作ってくれます。
お子さんの発達面で気になることや特性、保護者の方のご要望を踏まえ、1人1人カスタマイズして組んでいます。可能な範囲で詳しく教えてください!
今回は長男の体験会ということで、伝えた内容はこちら。
診断…ASD、軽度の知的な遅れあり
好きなこと…新幹線、シンカリオン、ロボット、トミカ
苦手なこと…指示を聞くこと、じっと待つこと、集中し続けること
運動面…体幹が弱く、姿勢保持が苦手。じっとしていられず、常に動き回るか、家では床に寝転がっていることが多い。ボディイメージも弱く、模倣は苦手、動きもぎこちない
情緒面…慎重な性格で、できると思えないことには挑戦しない。一度の失敗で挫折する。気持ちのコントロールが苦手。
楽しいと思えないと、すぐにやる気をなくし、少しでもやらされてる感が出ると拒否感が強くなります。
無理強いせず、楽しい雰囲気で接していれば、少しずつ興味を持つようになると思います。ちょっと色々お願いしすぎですかね?(汗)
特に追加での質問等はなく、当日使用するZOOMのリンクが送られてきました。
ドキドキです。
いざ体験スタート!
実は、体験を受けるかめちゃくちゃ悩みました。
家だとおもちゃもたくさんあるし、集中できないかもしれない。
実際の運動療育でも、周りが気になって集中力が切れやすいのに、オンラインで最後まで集中して受けられるのかな。
そもそも対面でも会話がかみ合わないことが多いのに、画面越しでちゃんと指示が聞けるのか?!
体験を受けるまでも悩みましたし、体験が始まるまで不安の方が大きかったです。
PCを設置するとソワソワしだし、ZOOMが繋がると画面を触りまくる。
カメラとの距離感とか、自分がどう映っているのかが分からず、先生の話を遮って一方的に話し続ける長男。
予想した通りすぎて、私は冷や汗が止まりません(笑)
先生の話を聞こうとせず、おもちゃの紹介コーナースタート。
次男も一緒に参加したので、更にカオス。もう収拾がつきません。
やっぱり、こうなるよね……。
やっぱり無理だったかと、開始5分で諦めモード突入。
こちらが必死に止めようとしても、先生がいい反応をするので(いい意味で)子どもたちのテンションがどんどん上がっていきます。
次男のリサイタルが始まったときは、完全お手上げ(笑)
それでも先生は止めることはせず、何をしてもニコニコと褒めてくれました。
タイミングを見計らって「次を最後にしようか!その後、先生がお話していいかな?」とナイスな声掛け!
初対面だったので、まずは子どもたちとのコミュニケーションを大切にしてくれていたようです。
うまく切り替えるタイミングを作ってもらい、無事に体験スタート。
まず、動画を視聴。
カルロスという金髪×サングラスの濃いめのキャラクターが、トラブルに巻き込まれてしまいます。
「一緒にカルロスを助けよう!」というストーリー仕立てになっており、子どもたちも興味津々。
動画の後に、先生が課題を実践しながら説明してくれます。
「長男君もやってみる?」と、先生が聞くと「やるーー!!」とテンションMAX。
がっつり子どもたちの心を掴み、見事に先生のペースに引き入れてくれました。
おもちゃ紹介コーナーを2回はさみましたが(笑)3つの課題を実践し体験会は終了。
最後に先生からFBがあり、日ごろの長男の様子や悩みを親身になって聞いてくれました。
つい話過ぎてしまうくらい聞き上手な先生で、困りごとに対してすぐに的確なアドバイスを返してくれました。
最初はどうなることかとヒヤヒヤでしたが、私も子どもたちも大満足の体験会でした!
こんなにしっかり課題に取り組みお話もさせていただいたのにも関わらず、勧誘なし。逆に勧誘しなくていいの?と心配してしまいました(笑)
アフターフォローも充実!
体験の後、アセスメントシートが送られてきました。
※2023/3移行、アセスメントシートの配布がなくなり、体験後に口頭でフィードバックとなっています。
内容ぎっしり、丁寧に見てくれていたことが感じられます!
その後もやりとりをさせていただく中で、長男の様子から「こういう動きがおすすめです!」と、動画や写真を添えて、いろいろな遊びを教えてもらいました。。
本当に子どもたちの成長を願ってくれていること、保護者の支えになりたいという想いが伝わってきました。
”オンラインだからこそ”なのかもしれませんが、こんなにも具体的なアドバイスをくれる療育は初めて。
子どもたちのことももちろんですが、親の私のこともすごく褒めていただき、自己肯定感爆上がりでした(笑)
実際に通所する療育と遜色なく、安心してコミュニケーションをとることができましたよ!
【へやすぽアシスト】について
オンラインの親子運動教室を運営していく中で、利用者の方から「発達障害の特性のある子向けの専用クラスを作って欲しい」という要望が寄せられました。
- 対面の療育施設に空きがなく半年以上待っているご家庭
- すでに療育に通っているが、もう少し頻度を増やしたいご家庭
- 共働きで、時間の都合がつけられないご家庭
- 「発達障害かも」と気になりながらも、療育施設に通うことに戸惑いがあるご家庭
こういったご家庭の支えになりたいという想いから【へやすぽアシスト】が誕生。
2万人以上が利用されているオンライン親子運動教室のノウハウがベースにあるので、経験や知識が豊富な専門家がそろっています!
サービス概要
対象年齢:3歳~小学6年生頃まで
料金 マンツーマン指導(1回50分・コーチ固定制)
- 月額1万円コース:マンツーマン指導2回+宿題+いつでもLINE相談
- 月額1.5万円コース:マンツーマン指導3回+宿題+いつでもLINE相談
- 月額2万円コース:マンツーマン指導4回+宿題+いつでもLINE相談
※通所受給者証は利用できません
【へやすぽアシスト】担当者さんに質問
実際に体験をした後、もし利用するなら?を前提に、いろいろ質問してみました!
広いスペースを用意できなくても大丈夫ですか?
狭くても問題ございません。
畳2帖分以上を推奨しておりますが、ご家庭でとれるスペースの中で参加いただいています。
カメラオフで参加してもいいですか?
可能です!
しかし、カメラオフの場合は、アセスメントシートの作成等が難しくなることはあらかじめご了承いただけましたら幸いです。
きょうだいで一緒にレッスンできますか?
もちろんOKです!
アセスメントシートや療育目標、ドリル(宿題)等をそれぞれにお作りする場合は、月額料金が変わります。
療育目標等をお作りするのがおひとりの場合は、きょうだいで参加されても月額料金は変わりません。
ぶっちゃけ、料金高くないですか?
高めの料金には見えますが、個別指導でお子様の課題に対してしっかりアプローチするので、成長スピードが全く違います。
集団の教室だと待ち時間が発生するのに対し、マンツーマンだと50分まるまる動くため、実質月2回のマンツーマン指導と、月4回の集団療育を比較しても運動量は変わらないか、むしろ多いというお声を会員様からいただいています。
体験中、子どもが自分のやり方になってしまうのが気になりました……。
最初は「普段自分がやってるやり方」「得意なやり方」になるのは当たり前です。まずはその挑戦を認めながら、次のステップとして、①精度を高めていくこと ②新しい動きへの挑戦 を取り入れていきます。
繰り返すことで、正しいやり方で動作を獲得していけるので、まずはどんな形であれ挑戦する・動いてみることを大切にし、こどもたちの「楽しい!もっとやりたい!」という思いを引き出しています。
楽しい!となると、そのやり方が癖になってしまいませんか?
「自発的な動きを止められたり、強く強制されたりしない」という経験をすることで、「この時間は、自分で考えて動いていい時間なんだ!」とこどもたちに感じてもらいます。
その上で「もっとうまくするにはどうしたらいいだろう?」と試行錯誤を重ね、自分の身体を動かす経験・感覚として蓄積していくことに意味があります。
大人側からの訂正や強制が多いと「できたか」「できない」が判断基準になりやすく、1度失敗しただけでも諦めたり苦手になってしまうこともあります。その辺りは、丁寧に見ていきたいと思っています。
いくら無料とはいえ、体験を受けるって結構ハードルが高いですよね……。
無料相談もお受けしており、その後に体験に進んでいただくことが可能です。
まずはご相談からお気軽にどうぞ!
オンライン療育のメリット・デメリット
【へやすぽアシスト】の体験を通して感じた、メリット・デメリットについてまとめてました。
メリット①通わなくていい
発達障害の子を療育に連れていくのって、結構大変。
行き渋りや、自転車や車に乗せるのが大変、迎えに行っても帰ろうとしない、スムーズに帰宅できない、周囲の目が気になるetc...
電車賃やガソリン代も不要だし、服装も気にしなくていい。保護者の体調不良時は休ませなくて済みます。
【へやすぽアシスト】なら、自宅にいながら身体を動かせるのでとても助かりますね!
感覚過敏のある子や不安の強い子にとっても、自宅で受けられることはかなりメリットが大きいですね!
メリット②周りと比べなくていい
それぞれ悩みや困り感、障害の程度が異なるため、同じ施設を利用している子同士で比べてしまい、落ち込むことがあります。オンライン療育なら、大人も子供も周囲を気にする必要がなくなります。
また、療育に行くことに抵抗を感じている人にとっても、”自宅で受けられる”というのは大きなメリットではないでしょうか。
メリット③親子の関わりが増える
わが家の場合は、おもちゃやYouTubeなど一人遊びがメイン。子どもの年齢が上がるにつれて、親子のふれあいも減っています。
オンライン療育なら親子参加でき、一緒に体を動かす中で親子の関わりが増えるきっかけになります。
平日はもちろん、土日も開講しているので、普段関わりの少ないパパと一緒に参加するというのもいいですね!
デメリット①直接指導を受けられない
画面越しだと細かい表情の変化や身体の動きなどを見ることができないので、きめ細かい支援は行き届かないのではと感じました。
言葉でうまく伝えられない子の場合は、保護者が間に入ることも必要となります。
また”画面の中から、自分に向かって話しかけている”ということを認識できないと、課題に取り組むことはなかなか難しいようにも感じました。
何度か回数を重ねて、”画面越しでのやりとり”に慣れていくような工夫が必要です。
もちろん、そういったお子さんが興味を持てるように、プログラムの内容や声のかけ方を工夫してくれています!
デメリット②自宅の環境整備が難しい
活動用の部屋を用意できるのが一番なのですが、おもちゃやテレビなどがある部屋だと集中力が切れやすくなります。活動に集中できるように工夫や配慮をしてくれていますが、子ども自身が「今は療育の時間だ」と切り替えられるようになることが必要ですね。
部屋が狭い、片付いていないなど、部屋の中をカメラで写すことに抵抗感のある方は、ZOOMのバーチャル背景を設定して見せたくない背景を隠して参加して大丈夫です!
デメリット③金額が高い
通所受給者証が利用できる場合は、上限4,600円/月(所得によって37,200円/月)なので、費用面を比較すると高くなります。 しかし、全国チェーン展開されている大手の児童発達支援がオンライン療育の提供をしていますが、月4回2万2,000円+別途入会金なので、【へやすぽアシスト】が特別に高額というわけではないようです。通所で療育を利用する場合は、見学に行ったり、契約書を交わしたり、通所受給者証の申請・更新など諸々の手続きが必要となります。
オンライン療育の場合は、体験~手続きがすべてオンライン上で済むので、面倒な手続きもなく、手軽に始めやすいですね。
自宅から参加できるオンライン療育
今回【へやすぽアシスト】を体験する前は「オンラインで療育的な指導って、正直難しいのでは?」と思っていました。
しかし、オンラインだからこそ、対面よりもより丁寧な関わりとアセスメントを意識されているということが伝わってきて、「通所の療育と遜色なし。むしろ自宅から受けられるなんて楽やし、最高!」という気持ちに変わりました。
先に挙げたようなデメリットもありますが、煩雑な手続きや周囲との関係性に悩むこともないし、子どもにとって安心できる自宅から参加できるのはメリットの方が大きいと感じます。
保護者が一緒に参加することで、保護者自身の学びにも繋がりますね!
どんなに素晴らしい療育でも、子どもに”合う・合わない”があります。まずは相談・体験してみてください!
モンテの沼へようこそ|「発達障害児のためのモンテッソーリ教育」を読んで
みなさんはモンテッソーリ教育にどんなイメージを持っていますか?
おそらく、子育てに携わったことのあるほとんどの方がきいたことはあるのではないでしょうか。
これまでの私は、モンテッソーリ教育に対して
「英才教育」
「なんかよさそうなやつ」
「私立の幼稚園でやってそう」
「心に余裕がある人がやるやつ」
こんなイメージを持っていました。
そんなモンテッソーリ教育に携わる方々に大変失礼なイメージを払拭してくれたのが、こちらの本。
イメージが変わったどころか「モンテ、ええやん。これは沼るぞ……」とまで思わせるほど興味深い内容でした。
モンテッソーリ教育の魅力を知らない方に、ぜひ知ってもらいたいです。
特に「うちの子は発達障害かもしれない」「発達グレーで診断がつかなくて不安」と子育てに悩む方にもおすすめです。
「発達障害児のためのモンテッソーリ教育」の内容
発達障害について、モンテッソーリ教育の成り立ち、子ども一人ひとりをどのように見るのか、子どもとの向き合い方についてと内容盛りだくさん。
”感覚統合”という言葉は出てきませんが、それに近いしいことも書かれています。
苦手なことがあったとき、身体のどこに苦手な部分を抱えているのか。
<pその苦手に対してモンテッソーリ教育を発達視点で捉え、どのようにアプローチしていくのかが書かれています。
モンテッソーリ教育のことを”早期英才教育”だと思っていた私は、半信半疑で読み進めていました。
そんなうまいこといくわけなかろう。 ちょっと宗教じみていないかと。
ところが、読めば読むほど今まで私が本や講習から学んできたこととの繋がりを感じ、気づいたときには近所にモンテッソーリ教育の幼稚園を探していました。
実は、Instagramでおうちモンテで人気のりっきーさん曰く、「日本のモンテッソーリ教育について書かれているの本で、発達視点で書かれているものは少ない」そうです。
本の後半は、モンテッソーリ教育を家庭でどのように取り入れるのか、具体的な遊び(モンテッソーリ教育では「お仕事」といいます)を紹介。
教材をつくるためのレシピも丁寧に解説してくれています。
発達障害を抱える子の特性から起こりうる困難への対応が、めちゃくちゃ詳しく書かれていて、まさしく”発達障害児のため”のモンテッソーリ教育。
エピソードとして描かれている親子の姿が、めちゃくちゃリアルなんです。
(前略)自分の勝手な思い込みの子育てがうまくいかなくなると、自分の今までのうまくいっていた子育てが全否定されたように感じて、それは、子どもが悪いからなんじゃないかと思ったりしてしまうのです。
共感しすぎて、思わず泣いてしまいました。
「求心的統合」って何?
この本の中で、気になったのが「求心的統合」という言葉。
イギリスの医師ウタ・フリスが提唱した「時間という具体的な形のない概念に対する理解の困難さ」とのこと。
時間が経過して未来へ進んでいることが感じられず、終わりの時間が近づいていることが分からない状態で、多くの自閉症児が、この求心的統合が弱いといわれています。
現実は時間が流れているのに、その時間の経過を感じられないって、めちゃくちゃ不安ですよね。
自閉症児に”見通しを持たせる”関わりが必要なのは、想像する力が弱いということもそうですが、時間の流れを感じ取れないことも理由としてあるのかもしれません。
ただ「自閉症児には見通しを」という方法だけを知っているより、「なぜそれが必要なのか」という理由や背景、そのメカニズムを知ることでより丁寧に関われるようになります。
モンテッソーリ教育って何?
モンテッソーリ教育を提唱したのは、医師で教育者のマリア・モンテッソーリという女性です。
彼女がある精神科病院に見学に行った際、何もない部屋にいる数人の子どもたちを観察。
「子どもは、強制的に教えなければ何も学ばない存在ではなく、主体的に自己教育するものである」という気づきがきっかけになっています。
子ども一人ひとりが異なることを前提としたモンテッソーリ教育は、最初は知的障害児を対象として始まりました。
モンテッソーリ教育を受けた子どもたちの知的水準が向上したという結果から、定型発達の子にも広く使われるようになっていきました。
なぜ”英才教育”のイメージが?
モンテッソーリ教育を受けた著名な方は、たくさんいます。
マーク・ザッカーバーグ(Facebook創設者)、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創設者)、日本人で有名なのは藤井聡太さん。
他にも、Wikipediaの創設者、Amazonの創設者などなど。
こういう方たちのインタビュー記事などを見た施設が「うちでは〇〇が受けたモンテッソーリ教育やってるよー!」と宣伝し始め、認知能力を上げるにはモンテッソーリ教育がいいんだ!と人気が出たようです。
モンテッソーリ教育を受ければ、わが子も「頭が良くて(認知能力が高くて)、創造性のある人になれるかもしれない!」と思っちゃいますよね。
日本では、より「英才教育、早期教育、頭が良くなる」などのイメージが強いようです。
モンテッソーリ教育が大切にしていること
モンテッソーリ教育は、認知能力を向上させるためのものではなく、「自分の興味関心によって、自主的、主体的に学ぶ力」を伸ばしていくことが目的です。
モンテッソーリ教育が本来大切にしていることは、”非認知能力”といわれるものです。
自主的に学ぶ力は、本来その子の内側に備わっているものであるというのが、モンテッソーリ教育の考え方です。
モンテッソーリ教育を受けたとされる著名な方々には、この非認知能力が高く、創造性が豊かな方が多いです。
一斉・一律、みんなと同じ場所で、同じやり方で、同じスピードで学ぶ環境では、子どもが持っている興味関心、主体性、自主性、集中力はなかなか育まれません。
これは発達障害があるなしに関わらず、どんな子にも共通して言えることです。
もちろん、一斉・一律の教育がこれまでの経済を成長させ、支えてきた事実もあります。
しかし、これからの時代は「自分で考える力」が必要とされています。
自分で考える力を伸ばすために、自分で選び、集中して取り組み、自分で自分を教育していく環境を整えていくのがモンテッソーリ教育。
英才教育ではありません。
子どもたちを見る目が変わった
この本を読み終えて、私は息子たちを見る目が変わりました。
どんな遊びを繰り替えしやっているんだろう?
どんな作業に興味を持っているんだろう?
ワクワクした気持ちで,、子どもたちを観察するようになりました。
次男のいたずらを「何がしたくてこんなことをしたんだろう?」いう視点で見れるようになったのには、自分でも驚きでした。
「学びの法則」は最高のサイクル
モンテッソーリ教育は、障害があってもなくても、子どもはみんな「自立したい」「学びたい」という気持ちをもっていてると考えます。
子どもたちが本来持っている主体的に学びたいという気持ちに寄り添い、大切にすることって、子育てにとって大切なこと。
「興味・関心」から出発し、「主体的な自己選択」→「集中現象」何度も繰り返し「達成感・満足感」を味わう。
この「学びの法則」を繰り返すうちに、より早く、より簡単にできるように動作を獲得していきます。
赤ちゃんはティッシュやおしりふきを、夢中になって出し続けます。1回ごとに摘まみ方、引く力・角度などを微妙に変えながらその動作を獲得していると思うと、なんだか微笑ましいですよね(大変困りますが笑)。
何かができるようになる=認知能力の獲得には、この学びの法則が必要不可欠。
このプロセスをたどった先にあるのが「できるようになった!」という結果です。
そうして得られた達成感がまた、新たな興味・関心を引き起こします。
なんて最高のサイクルなのでしょうか!
一度、モンテッソーリ教育の沼へお越しください!
おまめ
長男が自閉症と診断されたあとのこと
こちらの続きです。
診断されるまで、辛くて、しんどくて、逃げ出したくなるような毎日でした。
医師から「自閉症スペクトラム障害です」と告げられ、これまでの子育てを「大変でしたね」と労ってもらい心が軽くなったのを今でも覚えています。
久しぶりに感じた長男への愛しさに、これまで以上に大切に育てていこうと誓い直したのもつかの間。
前向きな気持ちは、長く続きませんでした。
「障害」の重さに気づく
診断名を告げられたときに、涙を流すことはありませんでした。
どちらかと言えば、これまでの育てにくさに答えをもらえたようで、ポジティブな気持ちでいました。
長男の診断に対して「大丈夫?」「辛いね」という言葉をかけられる度に、
「診断名がつくことは辛いことなのか」
「普通は泣くものなのか……」
次第に、現実に引き戻されていきました。
泣いても泣いても、足りなかった
それからは、毎日泣いていました。
想い描いていた理想の家族が崩れ、将来が暗く悲しいものへと一変……。
この子は友達と遊んだり、恋愛をしたり、就職や結婚など、私が経験してきた喜びや幸せを経験できないのかもしれない。
絶望でした。
あのとき、長男の気になることを紙にたくさん書いたりしたから、長男を障害者にしてしまったのではないか……。
誇張して書いてしまったのかもしれない。
それとも、先生が大げさに受け取ってしまったんじゃないかな。
すぐに診断つくなんて、普通なのかな……。
自閉症と診断がつかなければ、これまでと同じ未来を想い描いていられたのかもしれないのに。
何も知らないまま、笑顔で生きていけたのかもしれないのに。
すべて私が悪いのだと、自分を責め続けました。
知ることで変わり始めた
診断がつく前は、だれも私の気持ちなんて分かってくれないと孤独でした。
診断がついてからも、自分が悪いことをしてしまったと罪悪感でいっぱいで、クリニックを受診するたびに
「やっぱり、自閉症ではないんじゃないか」
「診断名が覆ることはないのか?」
「先生はこれまでに誤診をしたことはないか?」
「この先、診断名がなくなることはあるか?」
など、何度も同じ質問をしました(失礼な質問もありますね……)。
まだ2歳の長男に障害を背負わせるということが、どうしても受け入れられなかったのです。
何度聞いても、長男は自閉スペクトラム症だと、医師の答えは変わりませんでした。
もし願いが叶うなら、長男の障害を代わりに背負ってあげたい。
何度も何度も神様にお願いをしました。
現実を受け止めきれず関わり方も分からないままで、次第に長男のことを腫れ物に触るかのような接し方をするようになっていきました。
ある日、旦那から「本を買いに行こう。もっと障害のことを知りたい」と提案がありました。
そのとき購入したのは、
他にも数冊買いましたが、よく読んだのはこの2つです。
他にも、通い始めていた療育の先生におすすめの書籍を借りたり、発達障害に関する情報を得るように動き始めました。
次第に、得た情報から客観的に「自閉症」を捉えることができるようになっていき、前向きに考えられることが増えていきました。
同じ頃、療育に通い始めて3か月をすぎた長男の成長が見え始めました。
自発的に言葉を言うことが増え、伝わったときに笑顔が見られるように。
長男が生まれてから初めて、”心が通い合う”ということを感じ、少しずつ子育てが楽しいと思えるようになっていきました。
前向きになれたきっかけ
それでも、長男の子育てに悩みは尽きず、意思を持ち始めた次男との日々は毎日必死でした。
落ち込んだり頑張ろうと思えたり、不安定な日々の中で支えになったのはInstagramでした。
診断を受けてから3か月ほど経ったころに始めたInstagramには、同じ境遇のママがたくさんいました。
同じ時期に診断を受けていたり、同じような悩みを抱えながら必死に子育てをしている人たちの存在が、私を孤独から救ってくれたのです。
誰にも共感してもらえなかった苦しみに、「共感です」「わかります!」「うちも同じ!」と言ってもらえることが、どれだけ嬉しかったか。
これからも支えあっていきたいです。
「知ること」の大切さ
診断を受けてから毎日泣いていた頃、
将来この子はどうなるのだろうか。
どれほどの困難が待ち受けているのだろうか。
これから先私たちはどう生きていけばいいのか……。
自分が経験してきた人生とは、全く違う道を歩んでいく長男の将来に不安しかなく……。
今でも将来への不安はありますが、長男の成長とともに、なんとなく将来こうなるのではないかとぼんやりとしたイメージを持てるようになりました。
なんとなくでもイメージできるようになると、これから待ち受けているであろう課題に対して、「今から備えておくべきことは何か」を考えることができます。
今やるべきこと、将来のために備えることを具体化するためには、ある程度の知識が必要です。
診断を受けて絶望を感じていたのは、「発達障害」のことを知らなかったから。
知らないから、すべてが怖くて、不安でした。
少しずつ知識を得ていくことで、その怖さや不安は少しずつ和らいでいきました。
長男が自閉症と診断されたことで、知れたこと、気づけたこともたくさんあります。
私自身の成長にも繋がりました。
今できることに目を向ける
Instagramを始めた当初、「発達障害に関する本を読むのが怖い。我が子の障害を現実として受け止めなればならないようだ」と話してくれた方がいました。
この言葉は、今でも私の心に残っています。
実際、二次障害のことを本で読んだときは、思わず逃げ出したくなりました。
でも、もし実際に二次障害になってしまったとき、「もっと早く知っておけばよかった」と後悔するほうがきっと辛いはず。
いろんなことを習得するまでに他の子よりも時間がかかる長男だからこそ、今できることに目を向けてコツコツと積み上げていこうと思えるようになりました。
でも、やっぱり「障害」はあるより、ないほうがいいです。
子どもが辛い人生を歩むことを、望む親なんていません。
だからこそ、障害があっても「幸せ」だと感じられる人生を歩んでもらいたい。
そのために、親としてできることを考え続け、長男と一緒に長男の幸せを探し続けていきたいです。
おまめ
【モンテッソーリ×感覚統合】の最強タッグ|「発達が気になる子のためのおうちモンテッソーリ」を読んで
長男が自閉スペクトラム症と診断をされてから約2年の間に、「発達障害」について書かれた本を何冊も読んできました。
その中で、私が「発達障害のある子を育てるママに、これは知ってほしい!」と感じていることが3つあります。
- ABA(ABC分析)
- 感覚統合
- モンテッソーリ教育
すべての子どもに絶対役立つとは言えませんが、どれも「発達障害の有無に関わらず、子育てのヒントになる」ものです。
この中で特に、発達障害のある子・その疑いのある子の子育てにおいて、「感覚統合」は知ってて損はありません。
でも、感覚統合についての本を読んでいざ実践しようとすると……、難しいんですよね。
なんかこう、家庭的ではないというか、親目線でないというか。
意識高い系じゃないと頑張れない感じ?(笑)
でも、感覚統合について知ることで、子どもを見る視点が確実に変わります。
長男の子育てで理由や対応方法が分からないことがたくさんありましたが、その原因が感覚の偏りからくるものだと知ってからは、いろんな対処方法を考えられるようになりました。
自分自身も感覚統合のことを知ってよかったと実感しているので、ぜひおすすめしたいのがこちらの本!
モンテッソーリ教育と感覚統合の最強タッグ!
まさに「発達障害のある子を育てる全保護者に読んでもらいたい」本です!
「発達が気になる子のためのおうちモンテッソーリ」の内容は?
「おうちモンテ」で人気のインスタグラマーりっきーさんは、保育士であり、モンテッソーリ教師であり、二児の母です。
■Instagram @ouchi_monte_ryoiku
“モンテッソーリ教師が書かれた本“となると「意識高い系の本じゃないの?」と、ついい身構えてしまう人もいるかもしれません。
安心してください、そんなことは全くありません。
りっきーさんの息子さんも”発達が気になる子”。一人の母親としてわが子の発達に悩み、不安を抱えていた過去が綴られています。
スーパーの中でぐずった長男が床に寝そべり泣き始めます。いろいろ声かけをしましたがおさまらず、どうしようと思っていた時に見知らぬ女性が言いました。
「あら、しつけがなってないわねぇ」 この瞬間、私の中で全てが崩れ去りました。
「はじめに」に書かれているエピソードには、ずっと共感しっぱなしでした。
Instagramで見る”りっきーさん”は、いつも前向きで明るい方なので、こういった辛い経験をされていたことに少し驚きもありました。
りっきーさんは「待ってても仕方ない。私がどうにかする!!」と立ち上がり、出会ったのがモンテッソーリ教育と感覚統合のアプローチ方法。
この本には、”子どもが、自分で生きていく力”を育てるために、学び、観察し、実践を繰り返し積み上げてきた知識と経験が詰め込まれています。
難しい感覚の話もとても分かりやすく書かれているので、感覚統合について知りたい方にもおすすめです!
むーさんの柔らかくかわいらしいイラストと、息子さんたちの写真もたくさん添えられており、読書が苦手な方でも読みやすいですよ!
思わず100均に行きたくなる
4つのチャプターで構成されており、それぞれのチャプター毎に内容がまとまっているのでどこから読んでもOK!もちろん、必要な部分だけも◎。
- モンテッソーリ教育について(理論)
- 発達支援について(理論)
- りっきーのプラスモンテ®(+monte)(実践)
- 関わる大人の心を満たそう
どのチャプターも面白く、とても勉強になるのですが、特にチャプター③は付箋だらけになりました(笑)
モンテッソーリ教育には、「日常生活の練習」という分野があります。
幼児期の子どもにとって必要な日常生活の動作を切り取りアプローチしていくことで、「自分の身体を思い通りに動かせるように」していきます。
「うちの子不器用で……」
「食具がうまく使えない」
「筆圧のコントロールが苦手」
こういった悩みの多くは、その活動に必要な動作を獲得しきれていないことから生じています。
モンテッソーリ教育の「お仕事」を日常に取り入れることで、子どもにとって必要な動作を楽しく遊びながら獲得していくことができるのです。
本の中でも、発達の視点に沿った「お仕事」がたくさん紹介されています。
各教材の準備物や作り方、どんな力がつくのか発達的な視点で見た解説もあり、「発達とかよくわかんない……」という方でも挑戦しやすいですよ!
特に「発達の目安」が分かりやすく、年齢ではなく”子どもの状態”から取り組むタイミングを教えてくれます。
(例えば「すきまに物をいれるようになったら」など)
また、QRコードが載っており、実際にお子さんが遊んでいる様子の投稿を見ることもできます。
こういった本を読んでいる最中は、「これよさそう!」「これ試してみようかな」と思えるのですが、いざ読み終わるとなかなか重い腰が上がらないことってありませんか?
私は、よくあるのですが……(笑)
そんな私でも、この本を読み終えた瞬間に「100均に行きたい!」と、思わず立ち上がっていました。
それくらい「長男が喜んでくれそう!」「これは次男にハマるだろうな~」と、イメージができたのです。
買い物リストをメモしながら、ワクワクが止まりませんでした。
ただの”モンテ本”じゃない
モンテッソーリ教育は、”早期教育”ではないんです。
(前略)子どもの発達段階に合った環境や教具を整えることで、子ども自らが自分自身の力をサポートする「適時教育」なのです。
自分で選び、学び、その力を身に付けていくことを習慣にすること。
そして、生涯に渡って学び続けられる自立した大人になれるようにサポートするのがモンテッソーリ教育の目的。
大人はあくまでも脇役。子どもの力を信じることが大切です。
モンテッソーリ教育を受けて育った人たちが創造性に満ち溢れた活躍をしているのは、「自分で選び、学ぶ力」を身につけたからなのでしょうね。
りっきーさんの本は、「モンテッソーリ教育とはなんたるや」「こういう教具を作ってみて」といった、ただモンテッソーリ教育を教えるだけにとどまりません。
一人の母親が我が子の成長を信じ、観察と実践を繰り返して見つけた”我が子のための”最適なアプローチ方法。
そして、子どもの発達に悩んでいる保護者の救いになってほしいというメッセージが込められています。
発達障害のある子の子育ての大変さや母親の思いに共感でき、発達や感覚統合についても学べ、家庭で取り組める発達を促す方法が書かれた本。
こんな良書、きっと他にはないでしょう!
子どもを見る視点が変わる
発達障害を抱える子との関わり方を知っていく中で、「子どもがどのように発達していくのか」を知ることも大切です。
「発達の視点」で子どもを見れるようになると、生活年齢や周りの子と比べてることがが激減します。
その子自身が今どこの発達段階にいて、何に苦手や困りがあるのか?という視点で見れるようになるからです。
「感覚統合」をきっかけに
発達障害のある子には、感覚の偏りのある子が少なくありません。
本の中で、感覚についても丁寧に説明されています。
りっきーさんの長男君の感覚の偏りに関するエピソードは、共感するものばかりだったのですが、中でも驚いたのが”姿勢が維持できず、止まれないから走るしかなかった”というところでした。
りっきーさんは、そのことに気づいたとき「衝撃でした」と書かれていましたが、私も読んでいて衝撃でした(笑)
さらに、うちの次男は30分乗っても満足しない程ブランコが大好きなのですが、これも感覚の偏りから来ていたと知り、これもまた衝撃でした(笑)
大切なことは、ただ知識を深めるだけでなく、知った先に見えてくる”子どもの姿”。
「感覚統合」について知ることで、よりわが子のことを知るきっかけに繋げてください。
長期的視点を忘れずに
本やSNSで「良い取り組み」を見ると、そこに至るまでの経緯が見えにくく「そんな簡単にはいかないでしょ」「そんなうまくいくわけない……」と、諦めてしまうことがあります。
そのため、目の前にある困りごとに対して、「対処療法」のような関わり方をつい選んでしまいがち。
しかし、発達障害のある子を育てていると、その場しのぎの対処療法では根本的な解決にならないことのほうが多くあります。
表面的な困りや苦手ではなく、根本にある原因を見つけ、その原因を解消していくためには「長期的視点」を忘れてはいけません。
その長期的視点を持つためには、「任せる勇気、手を抜く勇気」が必要です。
一人の「発達凸凹育児」を経験した母としてのりっきーさんの言葉に、きっと心救われる人が多くいることでしょう。
いいとこどりでOK
本を読んだり誰かのSNSを見ていると、真似したいと思うことはたくさんあるけれど、それらを全て実践することはできません。
「この人のようにできない」「私にはそこまで頑張れない」と落ち込む必要もありません。
みんなそれぞれ、置かれた環境も、子どもの状態も違うのですから、同じようにはできなくて当たり前。
いいなと思ったことを真似してみる。無理だなと思ったらやめればいい。
できそうだと思えたら、継続すればいい。
いいとこどりでいいんです。
りっきーさんは、息子さんの観察と実践を何度も繰り返し、何年もかけて息子さんに最適なアプローチ方法を見つけられました。
大切なのは、本に書かれていること全てを真似することではありません。
自分たちに合う方法を探していくことが大切なのです。
この本には、それを見つけるためのヒントがたくさん詰まっています。
学力や知能レベルを上げるためのものでなくて「自分の力で生きていく力」を身に付けることに、きっと繋がっていくことでしょう。
まさに当時「できるようになったら本人の生活の質が変わるかも!」と思ってたことがここにきて形になってきた実感があります。 それは決して点数化される能力ではありませんが、確実に、着実に、自立へ向かう道のりです。
【モンテ×感覚統合】の最強タッグ本をぜひ、読んでみてください!
おまめ




























