おまめ note

自閉症児ママによる、自閉症児ママのためのブログ

自閉症長男の発達ログ|0歳の長男に違和感!模倣しない・反応が薄い?

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2歳7か月で自閉スペクトラム症と診断された長男の発達の記録です。

何となく「他の子とは違うのかな?」と思うことはありましたが、0歳の長男に「自閉症かもしれない」と感じたことは一度もありませんでした。

ただ、今になって振り返れば、0歳のころから特徴が出ていたのかもしれません。

当時を振り返りながら、気になった様子をまとめました。

 

生後9か月、初めての違和感

「バイバイをしない」

生後9カ月のとき、長男に初めて抱いた違和感でした。

周囲の子がEテレを見て真似をしている様子や、バイバイ・パチパチをする姿を見て

「なんでうちの子は、全く模倣をしないのだろう」

と感じていました。

Eテレに限らず、親の私たちに対しても真似ようとする意志が感じられませんでした。

いつもEテレをじーっと眺め、歌の時間になると「あ”~!!」と叫ぶ。

歌が嫌いなのか、子どもが嫌いなのか、ダンスが嫌なのか、チャンネルを変えるように要求してきました。

まだ生後9か月。

はっきり「変だ」と感じていたわけではなく、「なんか少し気になる」というくらいの違和感でした。

なんだか反応が薄い…?

長男が生後10ヵ月のときに次男を妊娠。

悪阻が始まるまで、毎朝パパの出勤を長男と二人で玄関先で見送っていました。

もちろん、バイバイはしません。

私が長男の手をとり「パパ、いってらっしゃ~!バイバーイ!」と振っていたのですが、次第に抵抗するようになりました。

この頃から「何かをさせられる」ことを嫌がりだし、特にはーい、バイバイ、パチパチなど手を取る動作は手を振りほどかれました。

 

パパが出ていこうとしても、声をあげたり、泣くなどの反応もありません。

1度ドアを閉め、もう一度開けて驚かせる(ドア越しのいないいないばぁ)を毎日していましたが、一度も笑うことはありませんでした。

扉が開いたり閉まったりして、時々パパが近づいてくるというのを、ただ見つめているだけ。

普通のいないいないばあも笑ったことがなく、顔を隠している手を引きはがそうとしてくるだけでした。

 

声を上げて喜ぶのは、こちょこちょ、高い高いなど身体に刺激を感じるような遊びだけ。

旦那が毎日のように高い高いをするので、そのせいで刺激的な遊びしか喜ばなくなったのかと思っていたのですが、もともと低反応の子だったのだと思います。

 

 

自閉症長男0歳・発達の様子

長男の0歳のころの様子を、食事・睡眠・身体発達・感覚・コミュニケーションにまとめました。

【授乳】満腹中枢ができない

出産した産婦人科が混合育児を推奨していたので、退院後も混合で育てていました。

母乳もミルクもよく飲み、違う種類の哺乳瓶・乳首でもを嫌がることはありませんでした。

体重の増え方も順調ですくすくと育っていましたが、4か月を過ぎても満腹中枢ができないことが気になりだしました。

生後3~4か月に満腹中枢が発達するようですが、長男は自ら飲むのをやめることはなく、寝落ちするまで吸い続けていました。

生後4か月頃から吐き戻しが増えたので、ミルクの量を減らしてみるも、ずーっと空の哺乳瓶を吸い続ける。

哺乳瓶を回収しようとすると怒るので、再度母乳を与えるか、おしゃぶりをくわえさせていました。

母乳を何十分あげても、ミルクをどれだけあげても満足する様子がなかったのです。

1歳2か月で卒乳するまで授乳の感覚が掴めず「これでいいのかなぁ……」と、悶々と対応していました。

【離乳食】丸呑み・詰め込み

生後6か月になる少し前から離乳食を開始。

最初の1週間は全く食べてくれず、心折れかけた頃に、一口、二口と食べてくれるようになっていきました。

授乳と同じように、離乳食がなくなるといつも怒っていました。

すぐミルクをあげれば落ち着いてくれたのですが、離乳食を食べた後でもミルクを飲む量が減ることはありませんでした。

さすがに食べすぎかと、10か月健診で相談。

「食べてるなら、問題なし」と言われ、離乳食に関してもしっくりこないまま進めていました。

 

月齢が進むのにつれ形状や硬さを変化させていく中で、咀嚼をせず丸呑みしていることに気が付きます。

目の前でモグモグをしたり、声をかけたり、一緒に食べたりしても、そもそもこちらを見てくれない。

どんな大きさでも、硬さでも全部丸呑みしてしまうのです。

支援センターの保育士、離乳食指導の栄養士、発達相談の保健師、誰に相談しても「形状を戻すように」「お母さんがモグモグして見せて」と同じようなアドバイスばかり。

アドバイスを真面目に受け止めれば、離乳食初期のドロドロから永遠に抜けだせそうになかったので、柔らかい状態で形状だけ大きくしていきました。

食具に興味はなく、手づかみ食べをするようになると、どんどん口の中に詰め込んでしまう。

「ゴックンだよ~」と声をかけても、まるで聞こえていないようでした。

コップ飲みも全くダメでしたが、ストローは生後10か月で飲めるようになりました。

 

睡眠

一般的な赤ちゃんと同じような睡眠リズムだったと思いますが、「入眠に時間のかかる、寝るのが下手」と、よく感じていました。

30分~1時間近く抱っこでユラユラしないと寝てくれなかったので、友人から「気づいたら寝てるから寝かしつけはしない」と聞いたときは、ただただ驚きでした。

夜泣きは、毎晩1・2回。

泣き出すと30分は泣き止まないので、よく外に散歩に行っていました。

いつから朝までぐっすり寝れるようになったのかは、記憶にありません。

 

生後7か月頃から、夜の寝かしつけを「勝手に寝てくれ」とベッドに解き放つスタイルに変更。

隣に寝ている私のお腹や顔に座ったり、まつ毛を抜く、鼻フック、目つぶし、口の中に手を入れるなどやりたい放題。

1時間ほど縦横無尽に徘徊し、力尽きて寝落ちするといった感じでした。

からだ

よだれの量がかなり多く、1日何枚もスタイを交換。

大判の「aden + anais」のスタイでも、1時間で洋服まで浸透する勢いでした。

外出時はおしゃぶりが欠かせなくて、おしゃぶりを忘れた日はまさに地獄。

永遠に泣き続けるので、西松屋に駆け込み、おしゃぶりを購入することもありましたし、おしゃぶりを取りに帰ることもありました。

 

首座りや寝返りなどの運動面での発達に、遅れはなかったと思います。

これは後から気づいたことですが、寝返りの際に反り返ることがよくありました。

寝返りの際に反り返るのは、平衡感覚の低緊張からくるそうで、ボディイメージの未発達に繋がるようです。

寝返りは反り返ってするものだと思っていたので、これを知ったときめちゃくちゃ驚きました。

6歳の長男、めちゃくちゃボディイメージ弱いです……。

▼参考文献

 

生後5か月でつかまり立ちができるくらい、生後6か月には、ハイローチェアを足で押して動かせるくらい足の突っ張りが強く、立たせてあげるととて喜んでいました。

お腹の中でも足を突っ張っていたようで、妊娠後期は本当に胎動が痛かったです。

生後10か月から独り歩きができるようになるも、寝転がっていることが多く、活発に動きまわる様子はあまり見られませんでした。

感覚過敏?鈍麻?

寝返りができるようになると、ベッドからよく落ちるように。落ちても泣くことはなく、そのまま眠り続けていました。

また、予防接種で腕を掴まれることを嫌がることはあったのものの、注射自体で泣くことはありませんでした。

腕が解放されるとケロっとし、刺されたこともわかっていないような様子に「痛みに鈍い子なのかな」と感じていました。

こけて頭をぶつけても泣くことはあまりなく、6歳の今でも痛みには強いです。

 

毎月の身体測定で衣服を脱がすと大泣きをする。

窮屈なのが嫌なのか、抱っこ紐は30分が限界。

一番大変だったのは、ベビーカーや車が止まると怒って泣き出すので、信号待ち、エレベーター待ち、順番待ち、渋滞は修行そのもの。

毎月、家族写真を撮っていたのですが、拘束されることも嫌いで、1秒たりとも止まってくれませんでした。

コミュニケーション

おもちゃの遊び方も独特で、お座りができるようになると、とにかく投げまくる。

ハイハイで移動できるようになると、投げる、取りに行く、投げる、取りに行くを繰り返していました。

初めての水遊びでは、永遠にホースを眺めていました。

おもちゃの遊び方を教えても、その通りには遊ばず、車などはタイヤをころころ回したり、横から眺めていることが多かったです。

 

名前を呼ぶだけで声を上げて笑ってくれる次男と比べると、長男は笑うことが少なく、表情が乏しかったです。

とはいえ、当時はたくさん笑っていると思っていましたし、目が合わないと感じることもありませんでした。

でも、写真を見返すと、あんまり目が合っているように思えない……。

今でも口元をよく見ているので目を見るのは苦手なのかもしれません。

 

生後7・8か月頃には発達仮定でみられる人見知りもあり、コミュニケーションの面で気になることはあまりありませんでした。

1歳前に保育所の見学に行った際、周囲の子どもたちは時間が経つにつれて親元を離れて用意されたおもちゃで遊んでいましたが、長男はいつまでも私にべったり。

全く離れようとしませんでした。

周りのママさんや保育士から、よく「おとなしい子ですね」と言われていたのですが、「おとなしい」と言われるたびに、しっくりこず、モヤモヤしたのを覚えています。

 

育児日記を見返すと、生後8か月の後半に「自分の思い通りにいかないと癇癪を起こしたように泣き出す」ということが書かれていました。

このころから、癇癪も見られていたようですね(笑)

程度がどれくらいかは分かりませんが、次男に比べると泣いていることが多かったと思います。

 

 

超マイペースな赤ちゃん

子育てが辛い・しんどいと感じたことはありませんでしたが、(今思えば反応が薄い)長男への関わり方わからなくて

「遊び方がわからない、何をはなしかけたらいいんだろう……」

といった漠然とした悩みがありました。

他のママたちのように、にこやかに子どもと接することができない。

でも、こんなことを相談すると母親失格と思われるんじゃないかと、誰にも相談できずにいました。

 

「長男と繋がっている気がしない」というのを感じ始めたのは、1歳になる前だったと思います。

この気持ちは次第に強くなっていくのですが、すでに次男を妊娠しており悪阻に苦しんでいた時期。

長男の相手をまともにできず、申し訳ない想いでいっぱいだったので、出産すれば解消されるだろうと思っていました。

 

もし、長男が一人目じゃなかったら、0歳代で「自閉症」に気づいたのかもしれません。

旦那が超マイペースな人なので、長男も「超マイペースな子」だと思っていましたし、

「男の子は発達がおそい」という言葉を真に受け、1歳近くなっても指差しをしないことに気づいていませんでした。

まぁ、超マイペースな性格であることは、事実なのですが(笑)

 

 

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